山 行 報 告
2024/3 /16〜17  伊豆:城ヶ崎海岸(クライミング)    メンバ:越野、大高ゅ、三崎  記録:三崎

賑わうあかねの浜   ライトレイン カムフライデー  アンクルクラック  ツワブキ 
ブラザークラック上部         

【コースタイム】

 (3月16日[土])

 横浜6:159:00城ヶ崎海岸駅→9:45オーシャンエリア→11:30あかねの浜でクライミング→駐車場17:3018:00熱川の宿(泊)

 (3月17日[日])

 熱川8:009:00ファミリーエリアでクライミング14:1519:00横浜

【記 録】

 (3月16日)

 
316日 城ヶ崎あかねの浜:抜けへんPart1

  9時過ぎに城ヶ崎海岸駅につき、行ったことがないオーシャンエリアに向う。ついたらイメージと違ってこじんまりしたエリアで、すでに先客がクライミング中。多くのルートがアプローチしづらく実質2ルートなので場所変であかねの浜に到着。 やっぱりここも一杯で、目ぼしいルートにはロープがかかってる。

  順番待ちしてたら、カムフライデー10bが空いたのでTopRopeと振られ止セットしてトライ開始。出だしからいきなりハングのフィンガーで強引に出口のヘリを掴んで乗っこすが、すでにテンション。傾斜きつい凹角をヒイヒイ、A0混じりで核心を越え、ハンドクラックセクション突入。

  左手ジャムバチ効きで後は楽勝!と思ったら、「あれっ、手が抜けへん!」完全に手がジャムされて、左右にグリグリしても微動だせず。15分くらい弄り回しても外れる様子がなくパニック。 手もしびれてくるし、鬱血して腫れてきた(のように見えた)。まずい。左手残置するわけにもいかず、救助隊要請したらかなり恥ずかしい末路を辿る!と妄想したらますますあせる。テーピングテープが出口岩角に引っかかり、引くに引けない。

  さんざん、叫んで、泣きをいれても左手は動かず、上にも下にも動けない。だめだこりゃ!と諦めかけた刹那、手を押し込んで、下に下げたらスポン。と抜けた。ああーよかった。「引いても駄目なら押してみな!」。おおっ。古き言い伝えはまことであった。

  気を取り直して、振られ止めのカムを回収。このルートは暫く封印することにしました。あとはライトレイン、ツワブキ、ラッキーストーン等をやって、本日は無事終了。私はツワブキ10aイソギク5.7は同じ難しさに感じますね。イソギクの登り方間違えてるかもしれませんが、イソギクは世界最難の5.7だと感じてます。

  316日 ファミリー:抜けへんPart2

  当初は城山に行くつもりでしたが、風が物凄く強く、ファミリーエリアに目標変更。到着するとここもすでに目ぼしいルートは全てロープがかけてあり、おまけに潮風ビュービュー。幸いロープ使って下さいとのお言葉に甘えてアンクルクラックに取りつく。 

 出だしにキャメロット黄色をセットし、昨日のイメージがフラッシュバックする中、ビビリながらクラックに手をねじ込んで行き、核心をこす。何度かテンションかけたけど、以前全くできなかった立ち込みができた!のでこれで良し! 

 カムを回収しながら降りて、最後のカムを回収しようとしたら。「アカン。抜けへんでー」

 「キャメロットよおまえもか?」と溜め息。

 左右に引っ張ったり、ナッツキーで突っついたり、引っ張ったり、ハンマーで叩いても首をふるばかりで取れない。ここで昨日の経験を活かし、引いても駄目なら、押してみな。とトリガーを引きながらステムを押し込むとアッサリ外れた。よかったです。超有名ルートのど真ん中に恥ずかしの残置を残せなくて。

 後はブラザークラック、ファザークラックをトライして、RPの可能性探りました。核心の上部前傾の出口はテンションかけまくりのズルし放題でしたが抜けました。これも以前何度やってもできなかったので不可能センサーの目盛りが大幅に下がりました。

 後はアンクルのムーブ固めを何度かしましたがノーテンで行けたのでこれは次回RPできそう。ファザー下部は問題ないので、これも前傾部分でうまくカムセットできれば射程距離内だと感じました。手やカムを置き去りにしないよう慎重トライしてみます。


 (3月17日)

 
前日に引き続き、城ヶ崎海岸でのクライミング。

【感 想】

しょの1  小川山のクレイジージャムで手が抜けなくなってハンマーで叩いて(岩を?)、脱出した!という話を聞いた事あるが、まさか自分にも訪れるとは!  手足のホールディングは入れるときも出すときも慎重に!というお告げかもしれません。
しょの2  テーピングはケチらず、だぶつかないようにきっちりまくことにします。ハサミとハンマーとタガネは携行するようにします。勿論使いたくはないです。
しょの3  焦らない。焦らない。落ち着いて。落ち着いて。ゆっくり。慎重に。ですね。クライミングは。